ロゴの基礎知識~作り方~デザインソフトの選び方まで知りたい人向け。
「会社やサービスに使うロゴの作り方を知りたい」
「Illustrator以外にロゴを作れるデザインソフトってあるの?」
「ロゴの作り方が分からないから外注したい」
こんな疑問にお答えします。
※この記事は3分ほどで読み終わります。
読み終えるころには、ロゴの作り方がわかるはず(`・ω・´)ゞ
本記事の内容
1:【コンセプト作成から提案資料作成まで】ロゴの作り方を徹底解説
2:【Illustratorの代わりに使える】ロゴ作成ができる無料のデザインソフト
3:【初心者におすすめ】ロゴが簡単に作れる、iphone対応のスマホアプリ
4:【ランサーズなど】ロゴを依頼するなら格安のクラウドワークスもおすすめ
5:独学でロゴの作り方を学ぶおすすめ本
6:ロゴ作成時に参考にしたいwebサイト
こんにちは!takaです。
グラフィックデザイナー・クリエイティブディレクター歴12年。
毎月、コツコツ稼ぎつつ、フリーランスとして生きてます。
今のLINE@のお友だち登録数は、4ヶ月で170人くらいになり、
これまでのブログ訪問者数は、10万人を超えました。
今回のお話しは、「ロゴの基礎知識~作り方~デザインソフトの選び方」について。
最近ではどの企業も、ロゴがしっかり作られている時代になりましたね。
そして、アウトプットが重要になってきた今だからこそ、ロゴ制作のノウハウや知識を身につけることはとても価値があります。
今回は、実例も踏まえながらロゴの作り方を分かりやすく解説していきます。
1:【コンセプト作成から提案資料作成まで】ロゴの作り方を徹底解説
これから紹介するSTEPを踏めば、ロゴの作り方が理解できます。
ロゴ制作はデザインの中で一番難しいで作業ですが、コツさえつかめば、わりとできるようになります。
ひとつずつ、解説します。
作り方1:ロゴのコンセプトを決めよう
はじめにコンセプトを決めましょう。
コンセプトとはロゴに込める「想い」のこと。
コンセプトをはじめに決めることで、メッセージ性の強いロゴを作ることができます。
作り方2:ロゴモチーフを決めよう
次に、コンセプトを表現するモチーフを考えましょう。
例えば、「課題を見つけ、解決するデザイン会社にしたい」というコンセプトにするとします。
これを象徴するものをモチーフとして選べばOKです。
モチーフとして候補が上げるなら、この5つ
・聴診器
・目
・虫眼鏡
・脳
・チェックマーク
これらを選んだ理由は、下記のかんじ。
・聴診器→お医者さんの問診する様子が、問題解決のイメージとリンクするから
・目→発見するイメージとリンクするから
・虫眼鏡→目と同様に、発見するイメージとリンクするから
・脳→脳の知的なイメージと、問題解決のイメージがリンクするから
・チェックマーク→「問題発見!」の感じがイメージしやすい
こんな感じ。
ここでひとつ注意したのが「ロゴのモチーフはひねりすぎない」ということ。
ひねり過ぎると、見る人が「なんだこれ?」となってしまい、
何も伝わらないロゴになってしまいます。
作り方3:ラフフケッチを書こう
モチーフが決まったら、手書きでラフを描きましょう。
ラフスケッチのコツは、必ず手書きで数多く描くこと。
PCにくらべて手書きは修正がしやすく、細かいところまで手を加えることができます。
これぞ!というロゴが描きあがるまで手を動かしましょう。
作り方4:イラストレーターでトレースしよう
ラフスケッチが完成したら、イラストレーターでトレースしましょう。
イラストはスマホで撮影してパソコンに取り込めばOK。
まずはざっくりで良いので、形を書きおこしましょう。
細かい調整は形をトレースした後に行います。
作り方5:複数のパターンを検証しよう
ここからがデザインの醍醐味です。
これぞ!というものが完成するまで、とにかくいろんなパターンを検証していきましょう。
ロゴの魅力を伝えるには、提案資料が重要になる
クライアントに提案する場合は、ロゴの使用イメージが湧くような資料を作りましょう。
おすすめは、名刺や看板に使用した時の「合成写真」とかですね。
下記に合成写真使える素材サイトをまとめました。
まだ使ったことのない方は、ぜひご活用を。
参考サイト1:Shutterstock
有料の素材サイトで、良質な写真やイラストが揃っています。
素材によっては、合成イメージを作りやすい「イラストレーター形式」でダウンロードもできます。
photoAC
超有名な、大手素材サイトです。
一番のメリットは、良質な写真を無料でダウンロードできるところ。
予算を抑えたい方におすすめです。
参考資料をしっかり作って、ロゴの魅力を伝えましょう!
2:【Illustratorの代わりに使える】ロゴ作成ができる無料のデザインソフト
ロゴを作るためのデザインソフトを持ってない方は、無料ソフトでも作れます。
ベストは「adobeのIllustrator」ですが、簡易的なロゴであれば無料ソフトでもOKです。
おすすめのソフトは、下記の4つ。
ONLINE LOGO MAKER
・Mac対応/無料
初心者でも簡単にロゴが作れるデザインソフトです。
スマホアプリのように、「シンボルのモチーフ」と「フォント」を選ぶ作業だけで、
かんたんにロゴを作れます。
このデザインソフトの良いところは、モチーフとなるシンボルが多い点。
※カテゴリーの種類だけで、60以上あります。
シンボルの一つひとつのクオリティがとても高いので、オリジナリティのあるロゴを作りやすいです。
Logos made simple
・Mac対応/無料
これも先ほどと同じく、モチーフとフォントを選ぶだけで、かんたんに作れます。
このデザインソフトの特徴は、「とにかくカッコいいロゴが作れる」ということ。
そして、「使用イメージの合成画像が、自動で作られる」という点。
これが無料で使えるサービスは、デザイナーは割と困るかもです。
シンボルも一つひとつが洗練されており、カッコいいロゴを作ることができます。
日本語に対応していることも高ポイントです。
Inkscape
・Mac対応/Windows対応/無料
「Illustratorの代わりとして使いたい!」という方にオススメの、
Macユーザーでも使えるデザインソフトです。
僕も昔使ったことがありますが、無料とは思えない機能が充実しています。
Illustratorと同じく、複雑な図形をイチから作ることができますし、代替えとして使っているユーザーも多いですね。
僕の場合はInkscapeでオリジナルフォントのデータなんかを作っていました。
PistBear
・Windows対応/無料
Windows専用のデザインソフトです。
こちらも「Illustratorの代わりとして使いたい!」という方におすすめのデザインソフトで、複雑な図形も作れます。
このデザインソフトの良い点は、Illustratorを使ったことがない人でも使いやすい点。
というのも、IllustratorやInkscapeは、パソコン操作になれていない人には馴染みのない操作方法が多いです。
その点、PistBearはWindowsに標準で入っている「ペイント」の操作に近いので、ある程度直感的に操作することが可能です。
専門のデザインソフトに触れたことのない方はPistBearを使うことをオススメします。
3:【初心者におすすめ】ロゴが簡単に作れる、iphone対応のスマホアプリ
ロゴを作れるスマホアプリを紹介します。
自分で作るのに自信がない方におすすめですよ。
おすすめアプリ1:ロゴメーカーショップ
・対応OS:iOS /Android
・無料/上位 有料版あり
自分の好きなシンボルとフォントを選ぶだけで、かんたんに作れます。
このアプリの良いところは、オブジェクトを細かいとこまでいじれる点。
デザインは、細かくいじることでクオリティがアップするので、この機能は◎です。
デメリットは、無料版ではモチーフとなるシンボル数に限りがあったり、フォントが英語しか使えない点。
とにかく「早く・かんたん」にロゴが欲しい方に、おすすめのアプリです。
InstaLogo Pro
・対応OS:iOS /Android
・無料/上位 有料版あり
このアプリの良いところは、フォントが日本語にも対応しているところ。
この手のアプリは日本語に対応しているものが少ないですが、これは日本語にも対応しています。
デメリットは360円の有料アプリという点。
ですが、デザイナーに何万円も出してロゴを作るのに比べれば、かなりお買い得です。
Logo Maker Plus
・対応OS:Android
・無料/上位 有料版あり
こちらも、自分の好きなシンボルとフォントを選ぶだけでロゴを簡単に作れるアプリです。
このアプリの良いところは、とにかくシンボルの数が多いこと!
モチーフとなるシンボルの数は多ければ多いほど選択肢が広がるので、オリジナリティが高まります。
また、細かい作り込みまでできるのでクオリティを高めることもできます。
デメリットはiOSではインストールできない点。Android端末をお持ちの方にぜひオススメしたいアプリです。
4:【ランサーズなど】ロゴを依頼するなら格安のクラウドワークスもおすすめ
会社ロゴを作るときはクラウドソーシングを利用することをオススメします。
ちょっとしたロゴであれば自作でも良いですが、重要度の高い会社ロゴなどは、発注費用も抑えられるクラウドワークスの利用をオススメします。
ランサーズ/Lancers
クラウドソーシングの中で一番大きいサイトです。
ランサーズといえばロゴの提案が非常に多く、制作費用も平均で30,000円~40,000円ほどで依頼することができます。
依頼期間内であれば細かなデザイン指示もできますし、特定のお気に入りのデザイナーに発注することも可能です。
クラウドワークス/CrowdWorks
224万人ものユーザー登録数を占める大手クラウドソーシングサイトです。
仕事依頼数も「208万件」を超えるなど権威性抜群のサイトです。
こちらも、制作費用が平均で30,000円ほどから発注できるので、選択肢のひとつとして有りです。
5:独学でロゴの作り方を学ぶおすすめ本
ロゴを作るときに参考となる本をピックアップしました。
いろんな事例を参考にデザインを作り上げていきましょう。
ロゴデザインの見本帳
著書:遠島啓介
ロゴの作り方から事例までを網羅的にまとめてある良本です。
700点以上の実例が掲載されており、どのようなアイデアの切り口でロゴが作られているかを知ることができます。
ロゴ作りの初めに買う本としてはおすすめです。
ロゴデザインのアイデア!-実例で学ぶ!! プロのデザインルール&テクニック
著書:オブスキュアインク
こちらも700点以上の実例が掲載されてるアイデア本です。
ロゴの基礎知識をはじめ、実際にどのようにしてロゴが作られてるかといった、ケーススタディが収録されています。
ロゴデザインの現場 事例で学ぶデザイン技法としてのブランディング
著書:佐藤浩二/田中雄一郎/小野圭介
この本のいいところはラフスケッチが多く掲載されているところ。
ロゴを作るときは必ずと言っていいほどラフスケッチを描く必要があります。
初心者の人は特に勉強になる一冊です。
ロゴデザインのロジック 同業者に語りたくなるグラフィックとブランドイメージの関係性とひみつ
「良いデザインはロジックの上に成り立つ」ということが理解できる良本です。
この本では企業・団体・ブランドなどを通して、ロゴの作り方が理解できる構成になっています。
中級者でも参考になる一冊です。
llustratorロゴデザイン CS対応版 プロが教える実用テクニック
著書:内山光一/高野徹/ヤマダジュンヤ
AdobeのIllustratorを使ったロゴの作り方をまとめた本です。
Illustratorの基本的な操作方法も詳しく解説されているので、これからロゴ制作を始める方におすすめしたい一冊です。
6:ロゴ作成時に参考にしたいwebサイト
ロゴを考えるときに難しいことと言えば「アイデア 」を出すこと。
今回はロゴデザインの参考になるwebサイトを5つご紹介します。
プロのデザイナーがどのような発想でロゴを作っているかを知って、ロゴ制作のヒントにすると良いでしょう。
ロゴストック
日本国内を中心とし、実際に使用されているロゴを数多く見ることができます。
このサイトの特徴は、「どのようなコンセプトでロゴをデザインしたのか」を知れるところ。
日本語ロゴも多数掲載されているので参考にしたい方はオススメのサイトです。
こちらも超有名なデザイン参考サイトです。
このサイトの特徴は、色々なカテゴリー作品を見れること。
加えて、スマホアプリとしてサイトをダウンロードできるので、手軽に参考デザインを調べることができます。
BrandNew
ロゴに特化した海外のwebサイトです。
このサイトの特徴は、ロゴのリアルな使用例がいくつも掲載されてるので、提案資料を作る時とても参考になります。
かっこいいロゴの見せ方を勉強したい方にオススメのサイトです。
Logo Design Love
アイルランドのデザイナー「David Airey」氏が運営するデザインサイトです。
このサイトの特徴は、
「ロゴデザインのこれまでの歴史」
「会社のロゴデザインが、時代の移り変わりによってどのように変化してたのか」
など、参考になる記事が数多く掲載されているところです。
Logopond
海外のクリエイターたちが作品を公開してるSNSサイトです。
このサイトの特徴は、今風のロゴデザインが数多く見れるところ。
ロゴデザインは基本的にシンプルなものが良いとされています。
このサイトではシンプルなロゴが数多く掲載されているので、参考サイトとしてとても役に立ちます。
7:まとめ
というわけで、今回は以上です。
デザインのコツでは、こんな感じで
「デザインを教えてくれる先輩がいない人」
「デザインを独学で身につけたい人」
「デザイン初心者でスキルアップしたい人」のために、日々お役立ち情報を発信しています。
まわりに相談する人がいない方は、LINE@から無料で個別相談のやりとりができます。
必要なときに、ぜひご自由にご活用ください(`・ω・´)ゞ
Design is easy!


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