DMのデザインをしたいけど、アイデアが浮かばない人へ。
「本やサイトでDMのアイデアを探すけど見つからない」
「デザイン性のあるDMを作る方法を知りたい」
「DMのアイデアが浮かぶコツみたいなものを知りたい」
こういった疑問にお答えします。
※この記事は、3分くらいで読み終わります。
読み終える頃には、DMのデザインアイデアが浮かぶはず(`・ω・´)ゞ
本記事の内容
1.DMのアイデアが浮かばない原因を解説。
2.デザインの参考にしたい、DMのアイデア5選。
3.DMデザインのアイデアを広げる書籍を紹介。
4.デザインのアイデアを生み出すおすすめ書籍11選。
こんにちは!takaです。
グラフィックデザイナー・クリエイティブディレクター歴12年。
毎月、コツコツ稼ぎつつ、フリーランスとして生きてます。
今のLINE@のお友だち登録数は、4ヶ月で170人くらいになり、
これまでのブログ訪問者数は、10万人を超えました。
今回のお題は「DMデザインのアイデアを出すコツ」について。
デザイナー以外の方でも、DMって以外と作る機会がありますよね。
僕が所属していた東京のデザイン事務所では、大手企業がクライアントとなって、
「DMマーケティング」を行なっていました。
DMって実は奥が深く、
上手く扱えば「インサイドセールス」「TELマーケティング」などとも連携できる、
優れた販促ツールです。
今回は過去の経験をもとに「DMデザインのアイデアを出すコツ」を解説します。
1.DMのアイデアが浮かばない原因を解説【具体的な解決策あり】
浮かばない原因は、下記のとおり。
こんなかんじ。
詳しく解説していきます。
印刷物の知識が不足すると、DMのデザインアイデアが浮かばないワケ。
印刷物の知識が不足すると、DMのアイデアは浮かびにくくなります。
理由もシンプル。
こんなかんじ。
つまりグラフィック要素以外に、
「封筒の紙質や特殊加工がデザインの一部として加わる」と言うこと。
DMのデザインの良し悪しは、
「いかに特殊加工の特徴をデザインに落とし込めるか」が重要になります。
そのため、特殊加工の知識やノウハウが必要不可欠なのです。
✔︎【危機】今のデザイナーは、特殊加工に対する知識が減ってきています。
知識が減ってきている理由も、シンプル。
1:今のデザイン市場はクライアントの予算が低い。
2:そのため、DMに特殊加工を施す提案機会が、グッと減っている。
3:結果、特殊加工に対する知識が薄くなってきている。
こんなかんじ。
今のデザイン市場は、デザイナーにノウハウや知識が身につきにくい状況です。
そのため、特殊加工に加えるデザインのさじ加減がわからず、
DMのアイデアが浮かびにくくなっています。
DMのデザインアイデアを出す一番の近道は、
「印刷知識を高めること」と覚えておきましょう。
印刷知識を劇的にアップさせる、効果的なやり方とは。
印刷知識をアップさせる方法は、下記のとおり。
こんな、かんじ。
経験上でも、これが一番手っ取り早い方法でした。
✔︎なぜ、印刷知識がアップしやすいの?
アップする秘密は、
「一般的な町の印刷会社の関係性」と「ネットサービスの印刷会社」にあります。
例えば今の時代、ネット印刷が主流になっており、
町の印刷会社は苦戦しています。
そのため町の印刷会社は、ネットと差別化を測るために、
「紙の加工技術」に力をいれている会社が多くなりました。
その結果、町の印刷会社に足を運ぶと、こちらから相談する前に、
「こんな加工ができるよ!」と、教えてくれる場合が多いです。
なので、イチから本を読んで印刷知識を学ぶよりも、
現場のプロに直接聞いた方が一番効率的というわけです。
「近くに印刷会社がない!」という人は、このネット印刷会社がおすすめ
ネットでも加工技術の高い印刷所は存在します。
印刷所を探す時間がなかったり、田舎で印刷所がない方はこちらのネット印刷でもOKです。
ハグルマ オンラインストア
僕が昔からお世話になってるネット印刷です。
ここの特徴は、オーダーしたい時にスタッフの方が「親切・丁寧に対応してくれる」ところ。
そして、取り扱いの紙の多さやセミオーダーの種類の多さがとても魅力的。
制作費が早く知りたい人も、サイト内で自動計算の見積もりが作れるのでとっても便利です。
封筒屋どっとこむ
封筒専門のネット印刷です。
ここの特徴は封筒を専門で扱っているので、封筒印刷のノウハウがしっかりしているところ。
大手のネット印刷会社だと品質にバラツキが出ますが、封筒を専門に扱っているだけあって品質も良いです。
DMを作る候補として押さえておきたい印刷会社です。
グラフィク要素でかっこいい封筒を作りたい方はこちらをどうぞ。
2.デザインの参考にしたい、DMのアイデア5選【事例と着目すべきポイントも解説】
ただ単に、デザイン表現だけ見ても、アイデアの素にはなりません。
DMのデザインアイデアを紹介する前に、見るべきポイントを解説します。
DMデザインで着目すべきポイントを解説。
DMのデザイン事例を参考にするときは、下記の2つに着目しましょう。
1:「どのような紙を使用し、加工を施しているか」に着目する
2:「どのようにデザインと融合させているか」に着目する。
こんなかんじ。
着目する理由も、シンプル。
わりと事実です。
百聞は一見にしかず。なので、次の項の事例でご覧ください(`・ω・´)ゞ
DMのアイデア5選【着目すべきポイントも解説】
加工の難易度順にランク付けしています。
最高で星3つです。
DMのデザインアイデアとしてお役立てください(`・ω・´)ゞ
1:窓ガラス清掃業者のDM
・加工難易度:☆
・着目すべき点:
すばらしいのひとことです。
「封筒の中身が外側から一部分だけ見える」という点を、最大限生かしたデザインです。
この点に着目すれば、まだまだ他にも面白いことができる可能性を秘めていそう。
2:CHAKKU DE FU(チャック・デ・フウ)
・加工難易度:☆
・着目すべき点:
「開封テープの凹凸」に着目し、デザインを融合させたDMです。
先ほどの封筒もそうですが、何気ない加工の特徴を活かすデザイナーはあまり見かけない気がします。
普通の加工でも、その特徴をきちんと見極めれば、コストをかけずに面白いアイデアが生まれるんですね。
3:ぽいぶみ
・加工難易度:☆☆
・着目すべき点:
「封筒の中身が見える」という点を最大限生かしたデザインです。
これもまた、封筒自体の加工にほとんど手を加えず、面白さを生み出しています。
中に封入するものさえきちんと作れば、手間をかけずに面白いDMは作れるんですね。
中身の質の高さを評価して星2つ。
4:星空の封筒
・加工難易度:☆☆
・着目すべき点:
「封筒の中身にも、見る人の空間が広がっている」という点を最大限生かしたデザインです。
僕としては、封筒に穴を開ける発想よりもこの点に注目したいです。
普段見落としがちな部分に着目した凄さに、「穴をあける」という要素を加えることで、だれも見たことのないデザインに仕上がっています。
5:赤い糸
・加工難易度:☆☆☆
・着目すべき点:
「印刷所との密なやり取りが垣間見れる」部分が一番の見どころかと。
紙に糸を通すデザインは結構存在していて、ポピュラーなものだったりします。
僕がすごいと思うのは、「手間を惜しまず印刷所と密な連携をし、アイデアを実現させている」という点。
面倒なことってやっぱりやりたくないですし、コストに見合わないことはしたくないですよね。
でも、この手間こそが他にはないデザインを作り上げる源な気がします。
3.DMデザインのアイデアを広げる書籍を紹介【アプリ・webサイトもあるよ】
DMのデザインアイデアを収集する「本」と「アプリ・webサイト」を紹介します。
アイデアの素として活用ください(`・ω・´)ゞ
なお、もっと根本的な考えである、「アイデアの発想法」を、下記の記事にまとめました。
お時間のあるかたは、どうぞ。
おすすめ1:手軽にアイデアを仕入れたい人は、このアプリがおすすめ。
誰でも手軽に、デザインを閲覧できるアプリを、3つ紹介します。
1:dribble(ドリブル)
このサイトの特徴は、優秀なデザイナーが自分の作品を発表し掲載されている点。
また、「優秀なデザイナーと認められた人しか掲載できない」のも、大きな特徴です。
秀逸なデザインしか掲載されていないので、デザインのアイデアを見つけ出すのにきっと役に立つはず。
2:Pinterest(ピンタレスト)
日本で一番有名なデザインサイトです。
このサイトの特徴は、自分が気に入ったデザインを簡単に収集できるところ。
デザインツールのカテゴリーを作っておけば、あとで見たいときにサッと情報が取り出せます。
おそらく世の中のデザイナーの多くが利用しているサイトです。
3:Behance(ビーハンス)
dribble(ドリブル)と同じSNSサイトです。
が、一つ違うのは誰でも参加できる点。
アマチュアからプロまで幅広く掲載されているので、たくさんデザインを見たい方におすすめです。
おすすめ2:DMのデザインアイデアを広げるには「本」が一番おすすめです。
印刷所を尋ねる以外で、アイデアを広げるには「本」がおすすめです。
理由も、シンプル。
こんなかんじ。
先でも述べましたが、印刷所の助け無くして、優れたDMのアイデアは産まれません。
アプリやwebサイトで探しても良いのですが、アプリやwebでは、DMに施した加工内容が掲載されていません。
逆に本だと、「どの印刷会社で制作したか」も掲載してあるので、本で情報を集める方がおすすめです。
1:[DM]デザインのアイデア 成功につながるプロのルールとデザインの実例
加工内容がすごく詳細に書かれています。
また、DM自体を分解した写真も掲載されているので、アイデアのヒントにすごく役立ちます。
2:読ませるしかけはここにある! DMデザイン・コレクション
加工内容以外にも、相手に見てもらう工夫ポイントが掲載されています。
DMのデザインアイデアを出すには着眼点がポイントになってくるので、見るポイントに自信がない人はこちらがおすすめです。
3:合本完全版 印刷・加工DIYブック
上の二つでは物足りなくなった方におすすめ。
DMというよりも、加工アイデアがたくさん掲載されている書籍です。
より独創性のあるDMを作りたい方はぜひどうぞ。
4.デザインのアイデアを生み出すおすすめ書籍11選
DM以外のアイデアに困っている方は、下の記事で書籍を紹介しています。
※余談ですが、デザイナー駆け出しの頃、毎月「2万円分」のデザイン本を購入していました(`・ω・´)ゞ
5.まとめ
というわけで、今回は以上です。
デザインのコツでは、こんな感じで
「デザインを教えてくれる先輩がいない人」
「デザインを独学で身につけたい人」
「デザイン初心者でスキルアップしたい人」のために、日々お役立ち情報を発信しています。
まわりに相談する人がいない方は、LINE@から無料で個別相談のやりとりができます。
必要なときに、ぜひご自由にご活用ください(`・ω・´)ゞ
Design is easy!


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