デザインの説明の仕方を、上手になりたい人向け。
「デザインの説明の仕方ができなくて困っている。」
「相手を納得させられる、デザインの説明の仕方を知りたい!」
「心理学を用いたトーク術が知りたい。」
こんな悩みを解消していきます。
※この記事は3分くらいで読み終わります。
読み終える頃には、デザインの説明の仕方がすこし上手くなるはず。(`・ω・´)ゞ
本記事の内容
1:デザインの説明の仕方は、抽象的に説明すると失敗する理由。
2:相手を納得させるための、デザインの説明の仕方を紹介。
3:心理学を用いたトーク術。デザインの説明の仕方の参考にどうぞ。
こんにちは!takaです。
口下手&あがり症のグラフィックデザイナー・クリエイティブディレクター歴12年の人間です(`・ω・´)ゞ
今日のお話は、「デザインの説明の仕方」について。
自分の作ったデザインの説明をするのって、かなりしんどいですよね。。。
僕も新人のころは、人前に立ってデザインの説明をすると、頭が真っ白になりフリーズしていました。
※プレゼン前は動機が激しくなり、指先もぷるぷる震えていました(`・ω・´)ゞ
今回はそんな僕でもできるようになった、デザインの説明の仕方をレクチャーしていきます。
1:デザインの説明の仕方は、抽象的に説明すると失敗する理由。
抽象的な説明が失敗する理由は、下記のとおり。
・抽象的な説明をすると、デザインの良し悪しが「あいまい」になる。
・あいまいになると、良し悪しの判断基準が「クライアントのセンス」になる。
・結果、デザイナーの考えが覆りやすくなる。
こんなかんじ。
つまり、「クライアントのセンスでデザインの良し悪しが決まってオワコン」ということ。
たぶん多くのデザイナーが、苦い経験があるはず。
今回は、説明の方法を、以前の記事で紹介した下のチラシを例に解説します。
※このチラシは、下の記事の説明資料としてつくりました(`・ω・´)ゞ
例えばこのチラシで抽象的にデザインの説明をすると、
下記の言い方になります。
・マッチョでカッコいい外人タレントを使用して、力強いイメージに仕上げました。
・入会金や初月利用費が「無料」であることをアピールしたかったので、紙面の真ん中にレイアウトしました。
こんなかんじ。
デザイン初心者の人がしがちな説明です。
これだと、下の感じでクライアントから突っ込まれます。
・マッチョでカッコいい外人タレントを使用して、力強いイメージに仕上げました。
→このモデルはあまり好みじゃないので、別のモデル写真に差し替えてくれる?
・入会金や初月利用費が「無料」であることをアピールしたかったので、紙面の真ん中にレイアウトしました。
→1番上にある赤い矢印の情報と入れ替えて、無料を1番上にしてくれますか?
デザイナー → (´・ω・`)ショボン
こんな感じ。
このように、抽象的な表現で説明すると、
クライアントのセンスがデザイン良否の判断基準となり、デザイナーの考えが覆りやすくなります。
もし、修正依頼の多さに困っている方がいれば、抽象的な説明の仕方が原因かもです。
次の項で、相手を説得させるための、デザインの説明の仕方をレクチャーします。
2:相手を納得させるための、デザインの説明の仕方を紹介。
納得させる説明の仕方は、こんなかんじ。
わりと事実です。
先ほどのチラシを例にすると、こんな説明の仕方になります。
・【抽象的な説明】マッチョでカッコいい外人タレントを使用して、力強いイメージに仕上げました。
→【論理的な説明】今回のチラシのターゲットは「シェイプアップしたい男性」です。そこで、ターゲット層が理想の自分をイメージしやすい「体が鍛え上がられたマッチョな男性モデル」を使用することで、ターゲットに強い「シズル感」を与えることができます。よって、この写真を使用しました。
・【抽象的な説明】入会金や初月利用費が「無料」であることをアピールしたかったので、紙面の真ん中にレイアウトしました。
→【論理的な説明】集客率を高めるためには、「誰に読んでほしいか→興味を引く情報→どう行動してほしいか」の順にレイアウトすると効果的です。そこで今回は、ターゲットの興味をそそる「入会金・初月利用無料」を、紙面の中盤に掲載することがベストと判断されます。よって、このようなレイアウトになりました。
こんなかんじ。
突っ込もうと思えば、いくらでも突っ込めますが、
最初に比べ、覆される要素がだいぶ削られたはず。
説明の仕方のポイントは、いかに説得力のある「デザイン理論」を話に盛り込めるかです。
盛り込んだ数だけ、説明に説得力が増すので、日々デザイン理論の情報収集にあたりましょう(`・ω・´)ゞ
今回はチラシを例にしましたが、ポスターの作り方を知りたい方はこちらも読んでおくと◎。
ぜひご参考に(`・ω・´)ゞ
3:心理学を用いたトーク術。デザインの説明の仕方の参考にどうぞ。
最後にちょっとしたトーク術を紹介して終わります。
心理学を用いた説明の仕方は、次のとおり。
・通常よりも早口で喋る。
・最も相手の印象に残したいフレーズや内容は、その部分だけ話すスピードを遅くする。
こんなかんじ。
詳しく解説します。
トーク術1:通常よりも早口で喋る。
理由はシンプル。
Youtubeなどのビジネス動画も早口な人が多いですし、著名な有名人も早口の人が多いですね。
確かに彼らのトークを聞くと、「ああ…」となって、批判的な意見を浮かべる余地がありませんよね(笑
トーク術2:最も相手の印象に残したいフレーズや内容は、その部分だけ話すスピードを遅くする。
早口で話すと同時に、最も主張したい要点部分だけトーンダウンさせると、相手の印象に残りやすくなります。
例えば、わざと早口の途中で「コップの水をゆっくり飲む」などして相手の興味を引きつけ、続きをゆっくり話す。
デザイン提案の時などわりと使えるので、興味のある方はぜひ(`・ω・´)ゞ
4:まとめ
というわけで、今回は以上です。
デザインのコツでは、こんな感じで
「デザインを教えてくれる先輩がいない人」
「デザインを独学で身につけたい人」
「デザイン初心者でスキルアップしたい人」のために、日々お役立ち情報を発信しています。
まわりに相談する人がいない方は、LINE@から無料で個別相談のやりとりができます。
必要なときに、ぜひご自由にご活用ください(`・ω・´)ゞ
Design is easy!


最新記事 by Owner|taka (全て見る)
- 【欲しいものは自分で手に入れる】独学スキルを身につけたら、人生が楽しくなった話。【体験談】 - 2020年9月20日
- 【自分の身を守ろう】デザイン契約書に載せるべき留意点を紹介。【winwinにしよう】 - 2020年9月18日
- 独学でデザイナーになるには、まずは現場に飛び込めば解決する話。【体験済み】 - 2020年9月16日