印刷オペレーターからデザイナーになりたい人向け。
「印刷オペレーターって、将来どうなるのか不安...」
「印刷オペレーターからデザイナーに転身したい。」
「印刷オペレーターからデザイナーになる方法をおしえて!」
こんな悩みを解消していきます。
※この記事は、3分くらいで読み終わります。
読み終える頃には、「印刷オペレーターからデザイナーになる方法」が分かるはず(`・ω・´)ゞ
本記事の内容
1:【事実】印刷オペレーターが「辞めたい」と感じる原因とは。
2:【悲報】印刷オペレーターの「将来性」を客観的に語る。
3:【将来性】印刷オペレーターがデザイナーを目指すと「最強な理由」を解説。
4:【おすすめ】印刷オペレーターの将来性を明るくする、「デザイナーになる方法」を紹介。
こんにちは!takaです。
グラフィックデザイナー・クリエイティブディレクター歴12年。
毎月、コツコツ稼ぎつつ、フリーランスとして生きてます。
今のLINE@のお友だち登録数は、4ヶ月で170人くらいになり、
これまでのブログ訪問者数は、10万人を超えました。
今回は、「印刷オペレーターからデザイナーになる方法」について。
最近、印刷オペレーターの方から「将来に不安をかんじる...」という声をよく耳にします。
僕もデザイン業界にいるので、すこしだけ理解できます。
ちなみに「印刷オペレーター」という仕事は、
「僕たちデザイナーが作った印刷データを、問題なく印刷できるよう調整し、きれいな仕上がりにしてくれる方々」です。
住宅業界でいうと、「家を設計する人→デザイナー」「家を建てる人→印刷オペレーター」といったかんじ。
そして、僕たちデザイナーが「一番感謝」しなければならない「ビジネスパートナー」です。
今回は、そんな印刷オペレーターの方々の将来性を語りつつ、デザイナーへの転身方法を紹介していきます。
少しでも、皆さんのお力になれると幸いです(`・ω・´)ゞ
1:印刷オペレーターが「辞めたい」と感じる原因とは。【将来性を考える】
はじめに僕は、印刷オペレーターという仕事をしたことがありません。
なので、具体的な作業や細かい裏事情は知りません。
今回お話する内容は、僕が実際に「本機校正で印刷現場にへの立会いや見学」をしたり、
実際に「印刷所の営業マンから聞いた話」をもとに解説しています。
なので、もしかしたら「それ間違ってるよ!」なんて情報があるかもです。
しかしデザイナーから見た印刷オペレーターに対する「見解」は、わりと貴重だと思います。
この記事をきっかけに、印刷オペレーターがすこしでも
明るい未来に進めることを祈っています(`・ω・´)ゞ
すこし、話を戻します。
印刷オペレーターを「辞めたい!」と思う原因は、下記のとおりかと。
・「メカニックな作業」と「繊細な作業」の両方をしなければならず、しんどい。
・給料が微妙すぎる。
こんなかんじ。
少し解説します。
辞めたい原因1:「メカニックな作業」と「繊細な作業」の両方をしなければならず、しんどい。
印刷オペレーターの仕事は、「メカニックな作業」と「繊細な作業」の両方をこなす必要があります。
作業内容は、こんなかんじ。
・メカニックな作業→印刷機の操作/清掃/メンテナンス
・繊細な作業→発色チェック/インキ調整/データ管理
まったく異なる作業ですね。
感覚としては、「左手のスパナでネジを締めつつ、右手のマウスで図面を書く」かんじ。
印刷オペレーターは「まったく異なる作業」を同時に行う必要があるので、
しんどく感じるはず。
印刷オペレーターは、過酷です...
辞めたい原因2:給料が微妙すぎる。
ぶっちゃけ、印刷オペレーターはそこまで「高給どり」ではないです。
ちなみに日本の平均年収は「約360万円」ですが、
印刷オペレーターの年収は「約306万円」です。
差は「マイナス54万円」ほど。
地味にしんどい価格差です。
「求人ボックス」というサイトでも、詳細な金額が解説されています。
印刷所のポジションや役職によって年収は変わるかもですが、
平均で見ると、すこし物足りないですよね。
✔︎印刷オペレーターは、健康被害も少なからずある。
職場環境の改善が進んで減ったかもですが、
最近までは「健康被害」も報告されていました。
この事実は「日本印刷産業連合会」でも報告されています。
また、健康被害以外にも「印刷機に対するトラブル・故障の責任」を加味すると
給与に対して「あまりコスパの良い職業ではない」のかな。と思います。
僕たちデザイナーは、そんな印刷オペレーターに支えられながら
デザインを形にしてもらっています。
世の中のデザイナーは、全国の印刷オペレーターに感謝を忘れてはいけません。
2:【悲報】印刷オペレーターの「将来性」を客観的に語る。
すみません。
もう少しだけネガティブなことを書きます。
印刷オペレーターの将来性は、下記になっていくと思います。
・印刷オペレーターの人員が削られて、職がなくなる。
・結果、しんどくなる。
悲しいですが、わりと事実だと思います。
人員が削られる「理由」もシンプル。
・そもそも、印刷業界が縮小している。
・ネット印刷が普及してきている(地方の印刷所はさらにヤバめ)
こんなかんじ。
すこし解説します。
将来性1:そもそも、印刷業界が縮小している。
事実として、電子書籍やwebサイトの普及で
印刷業界が縮小しています。
例えば、下記のようなニュースです。
>出版不況、歯止めかからず。14年連続のマイナス。減少幅は縮小傾向。
まとめると、印刷業界は厳しめです。
将来性2:ネット印刷が普及してきている(地方の印刷所はさらにヤバめ)
今は「ネット印刷」が普及しすぎです。
結果、地方の印刷所はかなりしんどいはず。
しんどい理由もシンプル。
こんなかんじ。
特殊加工が不要なら、ネット印刷はコスパ最強です。
特に「地方の印刷所」の場合、ステッカー・活版・UVといった「特殊加工」をほどこす機械を持ってない企業が多いです。
そのため、通常印刷だけではネットに勝てなくなり、結果オワコン。という流れになっています。
以上が、印刷オペレーターの「将来性が危うい」原因です。
次の項では、印刷オペレーターが進むべき「未来」を解説します。
3:【将来性】印刷オペレーターが進むべき「未来」を語る。
ここからは、明るい話をします。
印刷オペレーターが進むべき道は、
下記の2つかな。と思います。
1:デザインを学び、フリーの「グラフィックデザイナー」兼「webデザイナー」になる。
2:デザインを学び、両方できる「スーパー印刷オペレーター」になる。
こんなかんじ。
結論から言うと、「デザインができる印刷オペレーターは最強」です。
詳しく解説します。
おすすめの将来性1:デザインを学び、フリーの「グラフィックデザイナー」兼「webデザイナー」になる。
フリーのグラフィックデザイナー兼、webデザイナーへの転身がおすすめです。
理由もシンプル。
・フリーランスデザイナーは、紙とwebの両方ができると稼げる。
・印刷オペレーターは、グラフィックデザイナーになるために必要なノルマが「4割くらい」終了している。
・グラフィックデザイナーになるために割く時間分、webデザインの勉強にあてられる。
・結果、グラフィックデザイナー兼webデザイナーを目指せる。
こんなかんじ。
すこし深掘りしていきます。
理由1:フリーランスデザイナーは、紙とwebの両方ができると稼げる。
事実として、稼げます。
この事実は下記の記事でも紹介しており、実体験済みです。
余談ですが、二刀流だと「地方」が稼ぎやすいです。
この話は、今月公開する記事で別途紹介します。
理由2:印刷オペレーターは、グラフィックデザイナーになるために必要なノルマが「4割くらい」終了している。
印刷オペレーターは、グラフィックデザイナーになるに必要なノルマを「4割くらい」終了しています。
ちなみにデザイナーになるために必要なノルマは、下記のとおり。
・デザインソフトの操作習得。
・印刷物の知識取得。
・デザインの基礎を学ぶ。
・良質なデザインを見まくって、センスを磨く。
・実際に作ってみる。
こんなかんじ。
上の2つは、ほぼ出来ますよね。
あとは下の2つを学びつつ、実戦で作ればいいだけです。
ちなみに僕は独学でデザインを学び、デザイン事務所に就職→フリーで独立。という経歴です。
なので、わりと信憑性はあるはず(`・ω・´)ゞ
理由3:グラフィックデザイナーになるために割く時間分、webデザインの勉強にあてられる。
先で紹介したとおり、「デザインソフトの操作」と「印刷物の知識」は習得してるはず。
なので、近道した時間分、webデザインを学べばOKです。
ちなみに紙ベースのデザインができると、webデザインの習得は早いです。
事実、僕は紙媒体からデザインを始めましたが、webは半年くらいでさまになりました。
理由4:結果、グラフィックデザイナー兼、webデザイナーを目指せる。
まとめると、印刷オペレーターは「デザインに片足を突っ込んで近道している」分、
両方を目指せばいいと思います。
印刷オペレーターには、意外な事実かもしれません。
おすすめの将来性2:デザインを学び、両方できる「スーパー印刷オペレーター」になる。
今の印刷会社に勤めつつ、デザインとオペレーターの両方ができる人財になればOKです。
特に、地方の印刷所では「最強」になれます。
最強になれる理由もシンプル。
・特に地方の印刷所ほど、デザインとオペレーターの両方をできる人財を欲している。
・デザインとオペレーターの両方ができる人財は、レア。
こんなかんじ。
地方の印刷所でなくても、デザインとオペレーターの両方をできる人財は最強です。
✔︎事実、デザインとオペレーターの両方ができる人財は「最強」すぎる。
記事の冒頭で、「地方の印刷所はオワコン」と言いました。
そして、すこし視点を変えて欲しいのですが、
印刷所はデザイナーやオペレーターに対して、どう思っているでしょう。
答えは、下記のかんじです。
・ネット印刷に取られて、受注が落ちてやばい…
↓
・利益を確保せねば…
↓
・経営セオリーから言うと、人件費をカットするのが楽だな。
↓
・デザイナーとオペレーターどっちを減らそう…
↓
・どっちもできるやつが欲しい!
こんなかんじ。
印刷所の経営者たちは、高い確率で思ってるはず。
✔︎僕を担当してる「印刷所の営業マン」も、同じことを言ってました。
僕は今、東京から引っ込んで、田舎の地方暮らしをしています。
そして、いつもお世話になっている印刷所の営業マンから、同様のことを言われました。
客観的に考えればわかりますが、
印刷所が人材を切るなら、「デザイナー→オペレーター」の順ですよね。
最悪、デザイナーはいなくても外注すればいいですし。
しかし、オペレーターはそうはいきません。
理由もシンプル。
・印刷オペレーターはだれにでも出来ない。
・一人前になるのに時間がかかる。
つまり、会社からすると印刷オペレーターは「会社の宝」なので、簡単に切れないんですよね。
✔︎最強の理由の1つに、印刷知識の多さは「アイデアの素」になるケースが多い。
事実、印刷知識が多いと、デザインのアイデアが出やすいケースがあります。
下記の記事でも紹介していますが、
DMとかだとアイデアの素になりやすいです。
客観的に考えれば分かりますが、
印刷物とデザインって、ワンセットですよね。
両方の知識を身につけると、デザイナーとして最強なのがわかるはず。
まとめると、デザインができる印刷オペレーターは、世の中全体が欲しています。
そして、印刷物の知識が多いということは、一般のデザイナーよりもはるかに高い「推進力」をもっています。
結論、最強なんです。
4:【おすすめ】印刷オペレーターの将来性を明るくする、「デザイナーになる方法」を紹介。
最後に、デザイナーになる方法を紹介します。
将来性を明るくする方法1:印刷オペレーターがグラフィックデザイナーになる方法。
なり方は、下記の手順をふめばOKです。
1:デザインの基礎を学ぶ。
2:プロのデザインをトレースして、正確に表現できるまで練習する。
3:実際に作って、クラウドソーシングで応募しまくる。
4:自信がついたら、デザイン事務所に転職すればOK。
こんなかんじ。
印刷オペレーターだと、この手順がおすすめです。
✔︎はじめに、すこし僕の独学時代の話をします。
僕は就職したてのころ、「事務系サラリーマン」でした。
そしてデザインに目覚め、「独学→デザイン事務所に転職→フリーランス」の流れでデザイナーになりました。
僕が独学していたころは「ガラケー時代」でして、独学でデザイナーになる情報は一切ありませんでした。
そんな環境で独学していると、次のような不安が出てきました。
・どうやったら、プロデザイナーみたいな「かっこいいデザイン」を作れるんだろう…
・どの知識を身につければ、デザイナーになれるの?
・自分が勉強していることは、実戦で役にたつのかな…
この3つが、ずっと不安でしかたありませんでした。
そして、この記事を読んでいる「デザイナーになりたい人」も、
上記のような悩みを抱えているのかな。と思っています。
プロのデザイナーになった今、過去の自分にアドバイスするなら
下記のことアドバイスします。
・どうやったら、プロデザイナーみたいな「かっこいいデザイン」を作れるんだろう…
→デザインの基礎を学べば、かっこいいデザインは作れるよ。
・どの知識を身につければ、デザイナーになれるの?
→プロのデザインをトレースして、正確に表現できるまで練習してみよう。
できなかった表現が、プロになるために「足りてない部分」だよ。
・自分が勉強していることは、実戦で役にたつのかな…
→たぶん、プロの現場では通じないはず。それは独学だから仕方ない部分。
だからこそ、実際に作って、クライアントに提案してみようよ!
こんなかんじ。
僕が独学からデザイン業界に飛び込んでわかった、事実です。
上記を踏まえると、デザイナーになるには下記の流れがおすすめです。
1:デザインの基礎を学ぶ。
2:プロのデザインをトレースして、正確に表現できるまで練習する。
3:実際に作って、クラウドソーシングに応募しまくる。
こんなかんじ。
さらに深掘りして解説します。
✔︎手順1:デザインの基礎を学ぶ。
かっこいいデザインを作りたいなら、デザインの基礎を学ぶのがおすすめです。
理由もシンプル。
特に重要な基礎は、下記の2つです。
・文字組みの基礎
・余白の取り方の基礎
この2つさえクリアすれば、自然とかっこいいデザインは作れるようになります。
✔︎どうやって基礎を学べばいいの?
基本的に「デザインの基礎」と書かれている本で学べばOKです。
事実、僕は本ですべてを学びました(`・ω・´)ゞ
✔︎「本を買ったけど分からなかった...」という方のために。
今、「文字組みと余白の基礎」をまとめたnoteを制作中です。
もともとデザイン初心者だった人間が解説するので、わりと分かりやすいと思います。
✔︎noteの配布について。
今後は980円くらいの価格で配布する予定ですが、
11月30日(土)までに、僕宛に「何かしらの相談メール」をしていただいた方には「無料」で配布します。
なので、
これまでメールをいただいた複数名の読者さん・相談者さんには、
必ず無料で配布します(`・ω・´)ゞ
たぶん、ご自身のことだとわかるはず(笑
配布まで、もう少しだけお待ちください…!
これを読めば、かっこいいデザインが、勝手にできるようになるはず。
✔︎手順2:プロのデザインをトレースして、正確に表現できるまで練習する。
ぶっちゃけ、デザイナーなら「このスキルを身につけるべき!」というノルマは、
あってないようなものです。
そして、「このデザイナーさんみたいな作品を作りたい!」と思う作品をトレースすれば、
自然と、自分が目指すデザイナーのスキルは身につきます。
独学からデザイン業界に飛び込んで知れた、
わりと確かな事実です。
✔︎手順3:実際に作って、クラウドソーシングに応募しまくる。
ある程度トレースしまくったら、クラウドソーシングに応募しましょう。
独学からプロの現場に飛び込む手取り早い方法は、
実際にデザインしてみて、クライアントに提案することです。
実際僕は、独学時代にロゴマークを作り、クラウドソーシングで提案しまくって力をつけました。
たぶん、案件数でいうと100件は軽く超えてたと思います。
(ロゴの数に言うと200以上かも)
今の時代はデザイン事務所に入る前に「クラウドソーシングで腕試ししやすい環境」になったので、どんどん応募して腕を磨くことをおすすめします。
はじめはほとんど制約しないかもですが、採用された作品に対して、自分に足りなかったものを分析し続けることで、きちんとスキルは身につきます。
✔︎手順4:自信がついたら、デザイン事務所に転職してもOK。
上記の手順を経て、自信がついたらデザイン事務所に転職してもいいかもです。
もともと「印刷オペレーター」の実績はあるので、完全なデザイン初心者よりも需要はあるはず。
ちなみに、フリーのデザイナーになって稼ぎたい方は、下記の記事で解説しています。
将来性を明るくする方法2:印刷オペレーターがwebデザイナーになる方法。
webデザイナーになる方法は、下記の記事でも紹介しています。
下記の記事以外にも紹介しているので、ぜひご一読を。
4:まとめ
というわけで、今回は以上です。
最初はすこしネガティブなことを書きましたが、印刷オペレーターの将来性は明るいと思います。
今、印刷オペレーターの仕事に不安を感じている方は、
「今の技術一本で、人生を歩もうとしている」のも原因かもです。
そして、今回みたいに自分の仕事に不安を抱えている人って、
かなり多いと思います。
その不安を拭い去る方法は、
「日々ビジネススキルを高め、自分のやれることを広げていくこと」です。
印刷オペレーターだけでなく、
世の中のビジネスマン全員に言えることですよね。
「デザインのコツ。」では、これからも少しでもみなさんに有益な情報を無料で発信し、
人生を楽しく歩めるサポートをしたいと考えています。
ではまた、次の記事でお会いしましょう!
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